肩こりに効くのはどっちだ?
ということで、よく耳にする「インドメタシン」と「フェルビナク」が入ったぬり薬を比較してみました。
基礎知識
インドメタシンとは?
インドメタシン(英: indometacin)とは非ステロイド性抗炎症薬の一つ。アラキドン酸カスケードにおけるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することによりプロスタグランジン類の生成を抑制することによって抗炎症作用を示す。また、抗炎症作用以外に鎮痛作用を持つ。
「インドメタシン – Wikipedia」より引用
フェルビナクとは?
フェルビナク(Felbinac)とは抗炎症、鎮痛作用を持ったフェニル酢酸系の非ステロイド性抗炎症薬である。皮膚から痛む患部に浸透し、酵素の1つシクロオキシゲナーゼに直接働きかけることで、炎症を引き起こすプロスタグランジンという物質の生合成を抑制する作用がある。肩・腰・関節痛などの炎症と痛みを抑える効果がある。
「フェルビナク – Wikipedia」より引用
まとめると、
- どちらも非ステロイド性で、炎症の原因「プロスタグランジン」をの生成を抑制する作用がある。
- 両者の違いは構造式。インドメタシンは「アリール酢酸系」、フェルビナクは「フェニル酢酸系」です。
インドメタシン VS フェルビナク
というわけで、さっそく購入。メーカーは統一してハピコムにしました。
中身です。インドメタシンは、手にとってつけるゲルタイプ。フェルビナクは直接患部に塗るタイプです。
インドメタシン
インドメタシンゲル1.0%のパッケージです。
パッケージ裏面です。肩こり、腰痛、関節痛、ねんざに効用あり。
塗り薬です。
インドメタシンは100g中1gです。この薬自体は35gなので、0.35g入ってます。
フェルビナク
フェルビナクのパッケージです。内蔵が透けてる。
肩こり、関節痛、腰痛に効果あり。捻挫は対象外でした。
アンメルツヨコヨコ的な容器。塗りやすそう。
フェルビナクは、100mL中3グラム入っています。この薬は100mLです。
実践
実際に塗ってみました。左肩にインドメタシン。
続いて、右肩にフェルビナク。
結果
効果は個人差がある、という前提ですが、インドメタシンとフェルビナクに大きな差はないと感じました。
どちらの薬も塗る前よりは、塗った後のほうが「楽に」なりました。痛みがやわらぐ、という表現があっていると思います。
やや塗りやすいので使い勝手はフェルビナクのほうがうえかもしれません。
またフェルビナクのほうがメントールが効いてるようで、スーッとした爽快感を感じることができました。
まとめ
ハピコムのインドメタシンとフェルビナクの薬を比較をまとめます。
インドメタシン | フェルビナク | |
内容量 | 35g | 100mL |
対象年齢 | 11歳以上 | 15歳以上 |
分類 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 |
用法・容量 | 1日4回を限度 | 1日2回から4回 |
参考価格 | 450円 | 1000円 |
どちらの薬も対象年齢が意外と高くてびっくり!
フェルビナクは小学生には使えないので注意ですね。
価格的には、フェルビナクのほうが上ですが、効果は個人差があるので、両方試してみたほうがいいかもしれません。