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樹脂標本の簡単な作り方をご紹介します。子供と一緒につくるのも楽しいです。
樹脂標本とは?
昆虫などを硬い樹脂に閉じ込めた標本です。
エポキシ樹脂とは?
樹脂標本で使うエポキシ樹脂は、溶剤を混ぜて使う液体で、乾くと固まります。基本的に透明です。
必要なもの・材料

- 昆虫:今回はセミとカブトムシを用意しました。乾燥させておきます。
- エポキシ樹脂:今回は「日新レジンのクリスタルレジン75g」を使いました。セミと小さいカブトムシの標本を作れるぐらいの量です。作る量に応じて購入しましょう。
- 紙コップと割り箸:クリスタルレジンを混ぜるのに使います。使い捨てです。
- 型:僕はお弁当箱につかうシリコン製の容器を使いました。100均のタッパーなどでもいいですが、凹凸がないものがよいです。厚手のプラ版で自作する人もいます。
- はかり:クリスタルレジンを混ぜるときに容量を測るのに使います。全部使い切ったり、目分量に自信があるなら不要です。
- 紙やすり、コンパウンド:簡単に仕上げてもいいななら不要です。根気よく磨くと樹脂の透明度が高まります。
手順
- クリスタルレジンを紙コップと割り箸で混ぜて、型に流します。型ごと数回落として、気泡を抜きます。
- そのまま4〜12時間放置し土台を作ります。この土台のうえに昆虫を置きます。
- さらにクリスタルレジンを混ぜて、昆虫が入った型にゆっくり静かに流し込みます。足や羽などに気泡が残りやすいので気をつけましょう。大きな気泡ができてしまったら、釘などで優しく潰しましょう。
- 昆虫が隠れたら、24時間放置します。硬くなったことを確認して、型から剥がします。
- 1000番代の細かい紙やすりで仕上げます。水中で磨きます。表面だけ透明でいいならバリを取る程度で問題ありません。全面キレイに仕上げたいならコンパンドも使いましょう。
- 完成です。※カブトムシは樹脂が足りなかったので、ツノがはみ出ていますが、これもアジかと。
まとめ
樹脂標本は、立体的で丈夫です。保管も楽ですし、匂いもしません。大人から子供まで楽しめます。
簡易な仕上がりでよければ、簡単かつ手軽に作れます。
慣れてくればこだわりの標本も作れます。昆虫を乾かすときに形をつくってみたり、真空容器に入れて気泡を少なくするなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。
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